有事に動くホテル「レスキューホテル」が
千代田区PCR検査体制強化のために出動
~新型コロナウイルス第2波に備える医療体制整備を支援~
2020年6月18日
プレスリリース
デベロップは、コンテナホテルの特長を活かした災害対応ソリューション「レスキューホテル」の3例目の有事出動として、東京都千代田区内に開設されたPCR検査専用の仮設診療所における検査体制強化のため、2020年6月23日に栃木県足利市から出動します。
【レスキューホテルとは】
「レスキューホテル」とは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。
「レスキューホテル」には、車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営される「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし、地面に固定して運営される「建築型」があり、今回出動するものは「車両型」となります。
※「レスキューホテル」ページ → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
【今回出動について】
2020年4月の長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大対策としての「レスキューホテル」初の有事出動は、その迅速な配備や居住性などが政府・自治体等関係者に高く評価され、その有用性を広く知らしめることとなりました。本出動を契機に、有事のインフラとしてのコンテナ活用に関する様々な検討が活発化しています。
緊急事態宣言が解除され経済活動が再開される中、医療体制を強化し第2波にいかに備えるかが重要テーマとなっています。今回の出動は、地域のPCR検査体制強化に「レスキューホテル」を活用する、6月15日より運用開始した東京都三鷹市PCR検査センターでの利用に続く2例目となるものです。
2020年4月24日に広場にテントを設置して開設された東京都千代田区の九段下仮設診療所では、これまでに約150件の検査が行われてきました。今回、一部テントを撤去し、「レスキューホテル」の2客室を診療用および医療従事者控室用として使用することで診療環境を改善し、夏季や冬季を通じて問題なく診療活動が行える体制を整備します。2021年3月までの使用を予定しています。
【コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズについて】
有事に必要なすべての設備をあらかじめ用意することは、政府・自治体・国民にとって大きな負担です。企業においても正式な発注や十分な納期が確保されないケースでの対応には限界があります。「レスキューホテル」は、平時に人気のホテルとして高い稼働を実現することで、これらを克服することを目指しています。
「レスキューホテル」の平時の姿、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設で、1室13m²というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間を提供しお客様の好評を得て、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知で18店舗559室が稼働しています。
今後もホテルとしての高いクオリティと高稼働を実現し、お客様の支持を得て各地に展開し、全国どこでもすみやかに「レスキューホテル」が駆けつける体制づくりを目指します。
※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズページ → https://hotel-theyard.jp/レスキューホテル出動の様子1
レスキューホテル出動の様子2
レスキューホテル設置の様子
今回の出動予定場所(6月18日現在の仮設診療所)