地方自治体の「レスキューホテル」活用加速!
関東2自治体と災害時出動に関する協定を締結
~茨城県神栖市・栃木県矢板市との締結式に出席~
2020年7月3日
プレスリリース
デベロップは、有事に被災地に駆けつけるコンテナホテル「レスキューホテル」の出動に関し、7月6日に茨城県神栖市、7月7日に栃木県矢板市との災害協定締結式に出席します。
【レスキューホテルとは】
レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。
レスキューホテルには、車輪のついたシャーシ上にコンテナを配置したまま運営される「車両型」と、コンテナをシャーシから下ろし、地面に固定して運営される「建築型」があります。
※「レスキューホテル」ページ → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
【自治体との災害協定締結】
2020年4月の長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大対策としてのレスキューホテル有事初出動に続き、東京都三鷹市(6月11日)、東京都千代田区(6月23日)へのレスキューホテル出動が広くメディアに取り上げられ、その構想に多くの方のご理解とご支持をいただきました。
今回協定を締結する茨城県神栖市と栃木県矢板市は、いずれも昨年10月の台風19号では大きな被害を受けました。茨城県の東端、利根川の河口域に位置する神栖市では河川のはん濫による浸水などの被害が出たほか、東日本大震災では津波で大きな被害がありました。栃木県矢板市でも、豪雨による崖崩れや住家への浸水などが発生しています。
これまでの3回のレスキューホテル有事出動はいずれも新型コロナウイルス対策に伴うもので、自然災害での出動は未経験ですが、地域の皆さまの暮らしの維持に関わる重要な使命としっかり向き合い、関係各所と連携し十分な貢献が果たせるよう準備してまいります。
【コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズについて】
レスキューホテルが全国に出動できる体制づくりの鍵となるのが、レスキューホテルの平時の姿、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズです。
ザ・ヤードシリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設で、1室13m²というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間を提供しお客様の好評を得て、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知で18店舗559室が稼働しています。
今回協定を締結する茨城県神栖市から約40kmの地に「HOTEL R9 The Yard 成田空港西(全42室)」を、栃木県矢板市では市内で「HOTEL R9 The Yard 矢板(全49室)」を運営しています。
※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズページ → https://hotel-theyard.jp/レスキューホテル出動の様子1
レスキューホテル出動の様子2
レスキューホテル設置の様子(6月12日東京都三鷹市)
レスキューホテル設置の様子(6月23日東京都千代田区)