九州地方初!熊本県宇土市と
「レスキューホテル」災害協定を締結

2020年12月7日

プレスリリース

デベロップは、災害などの有事に被災地に駆けつけ「レスキューホテル」の出動に係る九州地方初の災害協定を2020年12月11日(金)に熊本県宇土市と締結します。

レスキューホテル出動の様子


【レスキューホテルとは】

レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。

2020年は1都11県への出動を想定、2021年には北海道を除く46都府県への出動体制を構築すべく計画中です。特に台風被害が多く、レスキューホテルへの期待が大きい九州地方では、早期の体制構築に向けて準備を進めています。


※「レスキューホテル」ページ → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel

レスキューホテル設置の様子


【レスキューホテル誕生の経緯】

2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もない時期から現地に入りました。その際目にした避難所での生活、特に仮設住居建設までの暮らしに大きな課題を感じたことが「レスキューホテル」構想の原点です。

宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設して2017年10月にオープンした「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」の開発・運営経験を活かし、究極の移設性を持つコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ1号店を2018年12月に栃木県真岡市にオープン。多くの連携の輪を広げて現在に至ります。


【熊本県宇土市との災害協定締結の経緯】

有事にレスキューホテルのすみやかな出動が行えるよう、平時の備えとして地方自治体との災害協定の締結を進めています。現在までに32の自治体との協定締結を完了しているほか、多くの自治体と締結協議を行っています。

熊本県宇土市は、デベロップが所在する千葉県市川市と2019年2月に災害時における相互応援協定を締結、防災に関する様々な交流を行う中で、今回の協定締結に至りました。

2016年の熊本地震・豪雨では大きな被害を経験している熊本県宇土市との協定締結を契機に、有事に役立つサービスとしての各種検討を進め、宇土市および市川市と連携した官民一体のハード・ソフト両面での体制整備に取り組んでまいります。


【コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ】

レスキューホテルの平時の姿、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設です。1室13m2というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間がお客様の好評を得て、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知で23店718室が稼働しています(2020年12月21日開業予定店舗を含みます)。

今後もホテルとしての高いクオリティを目指し、お客様の支持を得て各地に展開し、全国どこでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。


※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズページ → https://hotel-theyard.jp/