神奈川県初!伊勢原市と「レスキューホテル」災害協定を締結

2021年1月15日

プレスリリース

デベロップは、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る神奈川県初の災害協定を2021年1月22日(金)に神奈川県伊勢原市と締結します。また同日に伊勢原市役所においてレスキューホテル1台の展示出動を行います。

レスキューホテル出動の様子


【レスキューホテルとは】

レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。


※「レスキューホテル」ページ → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel


【レスキューホテル誕生の経緯】

2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もない時期から現地に入りました。その際目にした避難所での生活、特に仮設住居建設までの暮らしに大きな課題を感じたことが「レスキューホテル」構想の原点です。

宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設して2017年10月にオープンした「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」の開発・運営経験を活かし、究極の移設性を持つコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ1号店を2018年12月に栃木県真岡市にオープン。多くの連携の輪を広げて現在に至ります。


【レスキューホテル出動実績】

2020年4月に長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染拡大対策としてレスキューホテル初の有事出動を行い、その迅速な配備や快適性などが政府・自治体等関係者に高く評価されました。本出動を契機に、有事のインフラとしてのコンテナ活用に関する様々な検討が活発化しています。

2020年6月には東京都三鷹市および東京都千代田区へPCR検査体制強化のために出動、夏季や冬季を通じて問題なく診療活動が行えるなど、医療従事者の負担軽減のために現在も利用されています。

レスキューホテル設置の様子


【地方自治体との災害協定締結の推進】

有事にレスキューホテルのすみやかな出動が行えるよう、平時の備えとして地方自治体との災害協定の締結を進めています。現在までに36の自治体との協定締結を完了しているほか、関東圏を中心に多くの自治体と締結協議を行っています。


【コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ】

レスキューホテルの平時の姿、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設です。1室13m2というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間がお客様の好評を得て、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知・沖縄で26店865室が稼働しています(開業準備中の店舗を含みます)。

今後もホテルとしての高いクオリティを目指し、お客様の支持を得て各地に展開し、全国どこでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。


※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズページ → https://hotel-theyard.jp/