中部地方初!「レスキューホテル」災害協定を
愛知県常滑市・武豊町と2021年2月17日に締結
動くコンテナホテルを地域の災害対応拠点として活用
2021年2月17日
プレスリリース
デベロップは、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る中部地方初の災害協定を2021年2月17日に愛知県常滑市および武豊町と締結しました。
常滑市 締結
武豊町 締結
【レスキューホテルとは】
レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。
レスキューホテルは、宿泊施設として初めてフェーズフリー認証を取得しています。
フェーズフリーとは、「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つこと、またそのような商品やサービスのことを言い、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指しています。
※レスキューホテル ウェブサイト → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
【レスキューホテル誕生の経緯】
2011年の東日本大震災では、コンテナ型備蓄倉庫や復興従事者用宿泊施設の建設などで震災後間もない時期から現地に入りました。その際目にした避難所での生活、特に仮設住居建設までの暮らしに大きな課題を感じたことが「レスキューホテル」構想の原点です。
宮城県石巻市で復興従事者用宿泊施設として利用されたコンテナを栃木県佐野市に移設して2017年10月にオープンした「HOTEL R9 SANOFUJIOKA」の開発・運営経験を活かし、究極の移設性を持つコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ1号店を2018年12月に栃木県真岡市にオープン。多くの連携の輪を広げて現在に至ります。
【常滑市・武豊町との災害協定締結について】
常滑市では「HOTEL R9 The Yard 常滑」が2019年8月7日に、武豊町では「HOTEL R9 The Yard 武豊」が2020年1月26日に各々開業し、観光・ビジネスの拠点としての役割を担ってきました。このたびの災害協定締結により、両市町の災害対応拠点としての役割を新たに担うことになります。
今回の締結により、レスキューホテル出動に係る協定を締結する自治体は43に広がりました。コンテナホテルの機動力を「もしもの備え」に活かす取り組みが、中部地区をはじめ全国の自治体にさらに広がることが期待されます。
ザ・ヤードシリーズ外観
【コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ】
レスキューホテルの平時の姿、コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設です。1室13m²というコンパクトさながら隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシーに優れるほか、上質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍庫付冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を全室装備するなど長期の連泊でも快適に過ごせる上質な宿泊空間がお客様の好評を得て、栃木・群馬・千葉・茨城・愛知・岡山・沖縄で27店898室が稼働しています(開業準備中の店舗を含みます)。
今後もホテルとしての高いクオリティを目指し、お客様の支持を得て各地に展開し、全国どこでもすみやかにレスキューホテルが駆けつける体制づくりを目指します。
※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ ウェブサイト → https://hotel-theyard.jp/