栃木県足利市にショールームをオープン
「動くコンテナホテル」の
多様な活用事例を展示
更なる可能性を追求したレスキューホテル客室の用途開発
2021年3月1日
プレスリリース
コンテナ建築のリーディングカンパニーで、国内27か所でホテルを運営する株式会社デベロップ(本社:千葉県市川市、代表取締役:岡村健史、以下「デベロップ」)は、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の幅広い活用方法を展示する「足利福富ショールーム」を栃木県足利市に2021年3月1日(月)にオープンします。
足利福富ショールーム 全景
【動くコンテナホテル ザ・ヤードシリーズ】
デベロップが運営するコンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズは、東日本大震災の経験をふまえて開発された“動くホテル”です。
コンテナモジュール1ユニットを1棟1客室として地上に並べる構造とし、コンテナの移設性やフレキシビリティを最大化することで、社会環境や需要の変化に応じた客室数の増減や店舗の移設などが容易になるだけでなく、隣の音が気にならないなどホテルとしての高い快適性を実現し、多くのお客様の支持を得て27店舗(開業準備中を含む)を運営しています。
※コンテナホテル「ザ・ヤード」シリーズ ウェブサイト → https://hotel-theyard.jp/
【レスキューホテルとは】
レスキューホテルとは、デベロップが開発・運営するコンテナホテルの移動性やフレキシビリティを活かし、平時にはホテルとして運営される客室を、災害など有事の際に被災地などにすみやかに移設し、地域の皆さまにご利用いただくソリューションの名称です。
レスキューホテルは、宿泊施設として初めてフェーズフリー認証を取得しています。
フェーズフリーとは、「日常時」と「非常時」のどちらにおいても役に立つこと、またそのような商品やサービスのことを言い、災害に強い社会をつくり、未来の命や暮らしを守ることを目指しています。
※レスキューホテル ウェブサイト → https://www.dvlp.jp/lp/rescue_hotel
【足利福富ショールームについて】
デベロップでは、これまでに4件のレスキューホテルの有事出動実績があります。具体的には、PCR検査施設や医療従事者の休憩所として、東京都三鷹市をはじめとした自治体等でご活用いただきました。その各所で、快適な居住性や迅速な配備・設置柔軟性を高く評価いただいています。
デベロップは、レスキューホテルの更なる活躍の幅を広げる為、客室用途の企画・開発を進めており、足利福富ショールームではその一事例を展示しご紹介します。
- 施設場所:栃木県足利市福富町2213-1
(HOTEL R9 The Yard 足利福富 敷地内) - オープン日:2021年3月1日(月)
- 見学・撮影予約:要予約(ウェブサイトにて承ります。)
- ホームページはこちらから
本ショールームでは、移動式陰圧診察室、テレワーク室、会議室、オフグリッド対応客室、移動キッズフルの5つの用途事例を展示します。
■ 移動式陰圧診察室
- HEPAフィルター搭載の陰圧ユニットを導入することで、空気感染を防止できる移動式陰圧診察室です。
- 派遣先において医療従事者の診察室や医療拠点の拡充を担います。
移動式陰圧診察室(室内)1
移動式陰圧診察室(室内)2
■ テレワーク室
- 空調設備を完備したプライベート空間を確保しており、需要が高まるテレワーク室として活用できます。
テレワーク室(外観)
テレワーク室(室内)
■ 会議室
- 約13㎡の空間を活用した移動式会議室。トイレ、空調設備を完備し、事務所や控室等にも活用できます。
会議室(室内)1
会議室(室内)2
■ オフグリッド対応客室
- レスキューホテルのオフグリッド※対応客室の開発に取り組んでいます(現在、実証実験中)。
- 各客室に、EV車や発電機等の電力源を接続、1室あたり給水、下水タンク(各1,000ℓ)をつなぐことで、オフグリッド系を構築、派遣先のインフラ設備が整っていない場所での活躍が期待できます。
※この場合のオフグリッドとは、「電気や水道などの公共のインフラ設備に依存せず、独立した方法または設備により運用可能なよう設計されたもの」という意味で用いています。
オフグリッド対応客室(外観)
オフグリッド対応客室のしくみ
■ 移動キッズフル
- 千葉県市川市にて展開する「キッズフル」の遊び場をコンテナ内に再現。ボールプールとボルダリングルーム双方をトンネルで連結することが可能で、遊ぶ空間の自由度が高まります。
- こどもの遊び場を容易に移設でき、屋外イベントなど依頼でも対応可能です。
移動キッズフル(室内)1
移動キッズフル(室内)2